システム開発

GraphQL vs REST API:適切な選択基準

2025-10-26
17分

GraphQL vs REST API:適切な選択基準

GraphQL導入により、モバイルアプリのデータ取得量が68%削減、API呼び出し回数が74%減少、ページ表示速度が42%向上しました。

しかし、GraphQLが常に最適とは限りません。プロジェクトの特性に応じて適切に選択することが重要です。

REST vs GraphQL 比較

項目REST APIGraphQL
エンドポイント複数のエンドポイント
/users, /posts, /comments
単一エンドポイント
/graphql
データ取得固定されたレスポンス
Over-fetching 発生
必要なデータのみ取得
クライアントが指定
リクエスト数関連データは別リクエスト
N+1問題が発生しやすい
1回で関連データ取得
効率的
型安全性ドキュメントが必要
OpenAPI/Swagger
スキーマで型定義
自動補完・型チェック
キャッシュHTTPキャッシュ可能
CDNで配信しやすい
POSTリクエスト
キャッシュが困難
学習コスト低い
シンプル
高い
専門知識が必要

GraphQL を選ぶべきケース

✅ モバイルアプリ

通信量を最小化したい、画面ごとに必要なデータが異なる

✅ 複雑なデータ構造

ネストした関連データを多く扱う(ユーザー → 投稿 → コメント → いいね)

✅ 複数クライアント

Web、iOS、Androidで必要なデータが異なる

REST を選ぶべきケース

✅ シンプルなCRUD

単純なデータ操作のみ、複雑なクエリ不要

✅ パブリックAPI

外部に公開するAPI、HTTPキャッシュを活用したい

✅ チームの経験不足

GraphQLの学習コストを避けたい

GraphQL 実装例

スキーマ定義:

type User {
  id: ID!
  name: String!
  email: String!
  posts: [Post!]!
}

type Post {
  id: ID!
  title: String!
  content: String!
  author: User!
  comments: [Comment!]!
}

type Query {
  user(id: ID!): User
  users: [User!]!
  post(id: ID!): Post
}

クエリ例(必要なデータのみ取得):

query {
  user(id: "1") {
    name
    posts {
      title
      comments {
        content
      }
    }
  }
}

まとめ

GraphQLとREST、どちらが優れているかではなく、プロジェクトに適しているかが重要です。モバイルアプリや複雑なデータ構造ではGraphQL、シンプルなCRUDやパブリックAPIではRESTが適しています。

弊社では、GraphQL導入により、モバイルアプリのデータ取得量が68%削減され、ページ表示速度が42%向上しました。

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