発注ガイド

システム開発の費用相場と見積もりの見方

2026-02-03
17分

システム開発の費用相場と見積もりの見方

「システム開発っていくらかかるの?」という質問に、明確な答えはありません。なぜなら、要件や規模によって価格が大きく変動するからです。しかし、相場を知らずに発注すると、確実に損をします

本記事では、Webサイト・業務システム・アプリ開発の相場感と、見積書の正しい読み方を解説します。

開発費用が決まる3つの要素

❶ 人月単価

エンジニア1人が1ヶ月働いたときの費用

相場

  • • ジュニア:60〜80万円
  • • ミドル:80〜120万円
  • • シニア:120〜200万円

❷ 開発期間

プロジェクトにかかる月数

目安

  • • 小規模:2〜3ヶ月
  • • 中規模:4〜6ヶ月
  • • 大規模:7〜12ヶ月

❸ チーム人数

プロジェクトに関わる人数

構成例

  • • PM:1名
  • • デザイナー:1〜2名
  • • エンジニア:2〜5名

計算式

費用 = 人月単価 × 開発期間 × チーム人数

例:人月単価100万円 × 4ヶ月 × 3名 = 1,200万円

【種類別】システム開発の費用相場

🌐 Webサイト制作

❶ コーポレートサイト(小規模)

50〜150万円

  • • ページ数:5〜10ページ
  • • デザイン:テンプレート活用
  • • 機能:お問い合わせフォーム
  • • 期間:1〜2ヶ月

❷ コーポレートサイト(中規模)

150〜300万円

  • • ページ数:20〜30ページ
  • • デザイン:オリジナルデザイン
  • • 機能:ブログ、会員機能、多言語対応
  • • 期間:2〜3ヶ月

❸ オウンドメディア・ポータルサイト

300〜800万円

  • • ページ数:50ページ以上
  • • デザイン:高度なUI/UX設計
  • • 機能:会員機能、検索、決済、管理画面
  • • 期間:4〜6ヶ月

🛒 ECサイト(ネットショップ)

❶ Shopify・BASEなどASP活用

30〜100万円

  • • 商品数:〜100商品
  • • デザイン:既存テーマカスタマイズ
  • • 決済:ASP標準機能
  • • 期間:1〜2ヶ月

❷ スクラッチ開発(独自システム)

500〜2,000万円

  • • 商品数:制限なし
  • • デザイン:完全オリジナル
  • • 機能:在庫連携、ポイント、定期購入
  • • 期間:6〜12ヶ月

🏢 業務システム

❶ 顧客管理(CRM)・営業支援(SFA)

300〜1,000万円

  • • 機能:顧客情報管理、案件管理、レポート
  • • ユーザー:10〜50名
  • • 期間:3〜6ヶ月

❷ 在庫管理・生産管理システム

500〜3,000万円

  • • 機能:入出庫管理、発注、棚卸、分析
  • • 連携:会計システム、EC連携
  • • 期間:6〜12ヶ月

❸ 基幹システム(ERP)

3,000万円〜

  • • 機能:販売・生産・会計・人事の統合
  • • 規模:全社横断
  • • 期間:12ヶ月以上

📱 モバイルアプリ開発

❶ 簡易アプリ(ノーコード)

50〜150万円

  • • 画面数:5〜10画面
  • • 機能:情報表示、プッシュ通知
  • • プラットフォーム:iOS/Android両対応

❷ 一般的なアプリ

300〜1,000万円

  • • 画面数:20〜30画面
  • • 機能:会員登録、決済、カメラ、GPS
  • • プラットフォーム:iOS/Android両対応

❸ 高機能アプリ(SNS、ゲームなど)

1,000万円〜

  • • 画面数:50画面以上
  • • 機能:リアルタイム通信、AI、複雑な処理
  • • 期間:8〜12ヶ月

見積書の正しい読み方

❶ 工程別の内訳を確認

見積書は「工程」と「工数」が明記されているものを選んでください。

✅ 良い見積書の例

工程工数単価小計
要件定義20h¥15,000¥300,000
デザイン60h¥12,000¥720,000
フロントエンド開発80h¥10,000¥800,000
バックエンド開発100h¥12,000¥1,200,000
テスト・デバッグ40h¥8,000¥320,000
合計¥3,340,000

❌ 避けるべき見積書

「Webサイト制作一式:300万円」のような、内訳のない見積もりは危険です。後から「それは別料金です」と言われるリスクが高まります。

❷ 含まれていない費用を確認

⚠️ 見積もりに含まれていないことが多い費用

  • サーバー・ドメイン費用:月額5,000円〜30,000円
  • SSL証明書:年間0円〜50,000円
  • 保守費用:月額50,000円〜200,000円
  • 写真素材・イラスト:1点500円〜30,000円
  • ライセンス費用:年間数万円〜数十万円
  • 追加修正:1時間あたり8,000円〜15,000円

✅ 必ず確認すべき質問

  • • 「この見積もりに含まれていない費用は何ですか?」
  • • 「納品後の保守費用はいくらですか?」
  • • 「修正は何回まで無料ですか?」
  • • 「追加機能を依頼した場合の費用感は?」

❸ 支払いスケジュールを確認

一般的なパターン

  • • 着手金:30%
  • • 中間金:30%
  • • 納品時:40%

危険なパターン

  • • 着手金:100%
  • • 理由:持ち逃げリスク

理想的なパターン

  • • 着手金:20%
  • • 中間金:30%
  • • 納品時:30%
  • • 検収後:20%

費用を抑える5つのコツ

1

機能を絞る(MVP思考)

最初から完璧を目指さず、必須機能だけで小さく始めて段階的に拡張

2

既存サービス・パッケージを活用

Shopify、kintone、WordPressなど、既存プラットフォームで実現できないか検討

3

要件を明確にする

曖昧な要件は見積もり後の追加費用を生む。RFPで詳細に伝える

4

素材を自社で用意

テキスト、写真、ロゴなどを事前に準備すれば制作工数が減る

5

複数社で相見積もり

3〜5社から見積もりを取り、相場感を把握した上で交渉

まとめ:相場を知ることが成功への第一歩

システム開発の費用は、要件・規模・技術によって大きく変動します。しかし、相場感を理解し、見積書の読み方を知っていれば、適正価格で発注できます。

重要なのは「安さ」ではなく「費用対効果」。数百万円をかけても、業務効率が大幅に改善すれば、1年で回収できます。

弊社では、お客様の予算に合わせた最適な提案を行っています。まずは無料で概算見積もりをご提示しますので、お気軽にご相談ください。

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