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予算100万円 vs 500万円 vs 1000万円で何ができるか

2026-01-20
20分

予算100万円 vs 500万円 vs 1000万円で何ができるか

「システム開発にいくら予算を用意すればいいのか分からない」—— 初めて発注する方の多くが抱える疑問です。予算によってできることは大きく変わります

本記事では、予算100万円・500万円・1000万円の3つのレンジで、実際に何が作れるかを具体的な事例とともに解説します。

【予算100万円】できること・できないこと

この予算で実現できること

  • シンプルなコーポレートサイト:5〜10ページ、テンプレート活用
  • LP(ランディングページ):1〜3ページ、オリジナルデザイン
  • 簡易な予約システム:カレンダー表示、予約フォーム
  • 小規模ECサイト:Shopifyカスタマイズ、商品数〜50点

実例1:美容室のコーポレートサイト

予算:98万円

内容

  • • ページ数:7ページ(TOP、サービス、料金、スタッフ、アクセス、ブログ、お問い合わせ)
  • • デザイン:WordPressテーマをカスタマイズ
  • • 機能:お問い合わせフォーム、Googleマップ埋め込み
  • • レスポンシブ対応
  • • 期間:1.5ヶ月

成果:Web経由の予約が月8件 → 23件に増加

この予算では難しいこと

  • 複雑な会員機能:ログイン、マイページ、ポイント機能など
  • システム連携:既存システムとのAPI連携
  • オリジナルデザイン:フルスクラッチの独自デザイン
  • 業務システム:顧客管理、在庫管理など

【予算500万円】できること・できないこと

この予算で実現できること

  • 中規模コーポレートサイト:20〜30ページ、オリジナルデザイン、CMS構築
  • 会員機能付きWebサイト:ログイン、マイページ、会員限定コンテンツ
  • 顧客管理システム(CRM):顧客情報管理、営業履歴、レポート機能
  • 予約管理システム:複雑な予約ルール、リマインドメール、管理画面
  • 中規模ECサイト:独自決済、会員機能、商品数〜300点

実例2:学習塾の予約管理システム

予算:480万円

内容

  • • 会員機能(保護者・生徒ログイン)
  • • 授業予約・キャンセル機能
  • • 講師スケジュール管理
  • • 出席管理・成績記録
  • • 請求書自動発行
  • • リマインドメール自動送信
  • • 管理者用ダッシュボード
  • • 期間:5ヶ月

成果:事務作業時間が月40時間削減、保護者満足度が18%向上

実例3:製造業の顧客管理システム(CRM)

予算:520万円

内容

  • • 顧客情報管理(企業情報、担当者、履歴)
  • • 案件管理(商談フェーズ、金額、確度)
  • • 営業活動履歴(訪問、電話、メール)
  • • 見積書・請求書作成
  • • 売上レポート自動生成
  • • 営業目標vs実績グラフ
  • • スマホアプリ対応
  • • 期間:6ヶ月

成果:営業活動が可視化され、成約率が22%→31%に向上

この予算では難しいこと

  • 複数システムの統合:会計、在庫、生産管理の統合基幹システム
  • 高度なAI機能:画像認識、自然言語処理など
  • 大規模ECサイト:商品数1,000点以上、複雑な物流連携

【予算1000万円】できること・できないこと

この予算で実現できること

  • 統合基幹システム(ERP):販売・在庫・会計の統合管理
  • 大規模ECサイト:商品数無制限、物流連携、ポイント・クーポン機能
  • プラットフォームサービス:マッチングサイト、求人サイトなど
  • 高機能モバイルアプリ:iOS/Android両対応、プッシュ通知、決済機能
  • AI活用システム:レコメンド、チャットボット、画像認識

実例4:食品卸業の統合基幹システム

予算:980万円

内容

  • • 受発注管理(取引先ポータル、自動発注)
  • • 在庫管理(リアルタイム在庫、入出庫管理、棚卸)
  • • 配送管理(ルート最適化、配送状況追跡)
  • • 販売管理(見積・受注・納品・請求)
  • • 会計連携(自動仕訳、売掛金管理)
  • • 分析レポート(売上分析、在庫回転率、ABC分析)
  • • スマホアプリ(ドライバー用配送アプリ)
  • • 期間:10ヶ月

成果:業務時間が月180時間削減、在庫回転率が2.3倍に向上

実例5:美容系ECサイト

予算:1,050万円

内容

  • • 商品管理(無制限、バリエーション、在庫連携)
  • • 会員機能(マイページ、購入履歴、お気に入り)
  • • 決済連携(クレカ、後払い、コンビニ決済)
  • • 物流連携(ヤマト・佐川API連携、配送状況通知)
  • • ポイント・クーポン機能
  • • 定期購入機能(サブスク対応)
  • • AIレコメンド機能
  • • LINE連携(通知、カート連携)
  • • 管理画面(売上分析、顧客分析)
  • • 期間:8ヶ月

成果:月商500万円 → 2,800万円に成長(ローンチ後1年)

予算別比較表

項目100万円500万円1000万円
デザインテンプレートオリジナル完全オリジナル
ページ数5〜1020〜3050+
会員機能
システム連携
モバイルアプリ
AI機能
開発期間1〜2ヶ月4〜6ヶ月8〜12ヶ月
保守費用(月額)1〜3万円5〜10万円15〜30万円

予算を決める3つのステップ

1

目的を明確にする

「売上を増やしたい」「業務を効率化したい」「ブランド認知を高めたい」——目的によって必要な機能が変わります。

2

ROIを計算する

投資対効果を計算しましょう。業務効率化なら「削減できる時間×時給」、売上向上なら「想定増加売上×期間」で計算できます。

例:月20時間削減 × 時給3,000円 × 12ヶ月 = 年間72万円の効果 → 予算200万円でも2.8年で回収
3

段階的に拡張する前提で考える

最初から完璧を目指さず、MVP(最小限の製品)でスタートし、効果を見ながら拡張していく方が成功率が高まります。

まとめ:予算は「投資」と考える

システム開発の予算は「コスト」ではなく「投資」です。100万円で業務効率が上がり年間72万円削減できれば、1.4年で回収できます。

重要なのは目的に合った予算配分です。無理に予算を削って必要な機能が実装できないより、適正な予算で確実な効果を得る方が賢明です。

弊社では、お客様の予算と目的に合わせた最適なプランをご提案します。無料で概算見積もりをお出ししますので、まずはご相談ください。

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